今回は振動止めの話です。一応ストリングと共に打球感などに大きく影響を及ぼすので、記事にしてみました。
そういえば、振動止めって色んな呼ばれ方がありますよね。でも、自分は昔からこう呼んでいるので、以下同様に振動止めと呼ばせてもらいます。
基本的に、振動止めは読んで字の如く振動を吸収するためのものです。サイズはメインストリングに掛かる本数により、2本:S 4~6:M 8~:L と呼ぶことにします。
Sサイズは、ラケットのバランスを変えずに、適度に振動を吸収するので、振動をインフォメーションとして求める人に適しています。自分も小さいサイズしか使いません。
Mサイズは、Sサイズより振動を吸収して欲しい人がよく使っているように思います。
Lサイズはテニスエルボーなどの、振動を吸収しないと困る場合によく用いられます。独特の篭ったような打球感になるので、それを好んで使う場合も多いようです。
自分の場合、上記の通りSサイズを好んで使っています。現在は特にテクニファイバーのビブラクリップを使っています。もちろん、その他約15種類の振動止めを持っています。自分は振動止めを決める際に重視しているのは、振動吸収性が低いこと、小さいこと、軽いことの3つです。1つ目なんかは思いっきり矛盾しているようですが、要は音消しぐらいにしか考えていないので、余計に振動を吸収すると打球感がまったりしてあまり好きではない、ということです。2つ目は、単に見かけの問題なので、ここでは特に説明しません。3つ目は、ラケットのバランスが変わるためです。いつものは2gなのですが、YONEXの新しい振動止めなんかは4gもあるので、振ったときのバランスが若干変わってしまいます。なので、変化の小さい軽い振動止めを使用している、というわけです。
ちなみに、じゃ振動止め付けるなよ!と思われる方もおられると思いますが、なぜかそれだと駄目なんですよね。あるとないとではやはり全然違います。
それと、時々目にする振動止めに関するもので、「振動止めがあるとうまく打球のインフォメーションが伝わってこない」というものがありますが、自分は間違いだと考えています。もともと振動止めを付け続けていれば、それが基準となるので問題ないということです。慣れていれば、情報不足なんて思うことは無いと思います。それぞれ慣れている環境を変えることで感覚に誤差が生まれてしまったいるものを、無理矢理もとの基準で測ろうとした結果ではないでしょうか。
今回はちょっとまとまりの無い文章で申し訳ないのですが、つまりは色々試して打ちやすいのを使えばいい、ということです。先入観に囚われていては、せっかくいいストリングを張っても十分に活かしきれませんしね。
P.S 振動止めは、クロスの一番下のストリングからはみ出てはいけないことになっています。実際はちょっと出るのは良いようですが、本体がクロスの1番下より上に付いているのはアウトです。試合に出るときはお気を付けください。
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